
ロボット/FTS引き渡しステーションの保全

要件:
引き渡しステーションのロボットおよび作業エリアの危険エリアが、工程の全期間にわたって人が立ち入らないように保護される必要があります。その際に車両は、作業エリアを自動的に移動し走り去ることができます。
ソリューション:
引き渡しステーションの全てのエリアは、セーフティ・レーザースキャナで保護されています。お客様の保護フィールドは、人の接近と立ち入りを認識します。FTSが通過する際に、FTSの輪郭が保護フィールドからフェードアウトされます。このようにして、ステーションは最適に保護されます。
動作原理:
セーフティ・レーザースキャナは、その保護フィールドによってロボットセルへのアクセスを保護します。同時に、監視エリアにあるFTSの位置を認識します。セキュリティソリューションは、保護フィールドのスイッチを切り替えることでFTSの輪郭をフェードアウトするのにこの情報を使います。FTSは、保護フィールドによっていわば「包囲」されていることになります。このようにしてFTSは自動的にステーションの中に移動して、停車位置で材料を引き渡し、次にステーションを再び離れることができます。その際にセキュリティレベルは、全サイクルを通じて保たれます。
お客様の利益
- 人の接近と立ち入りの監視
- 全サイクルにわたって抜け穴のないセキュリティ
- 部品搬送に制限がありません、 例えば、前方や側面に突き出している部品
- 自給自足のシステム、非常に簡単にできるシステムの統合
- あらかじめ開発されているセキュリティソリューションが、全ての用途にそれぞれ適用されます。

システムコンポーネントとセキュリティパラメータ
セーフティセンサ:セーフティ・レーザースキャナ RSL 400 |
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システム制御:Siemens SIMATIC S7 | |
Leuzeのセキュリティプログラム | |
EN ISO 13849-1に準じたPL e、IEC 62061に準じたSILCL 2 |
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2チャンネルセーフティ出力 |