
ラボオートメーション用センサソリューション
ラボオートメーションにおいて、センサソリューションに求められるのは当然のことながら、信頼性、安全性、使いやすさの3つです。
体外診断用医薬品の安全要件が特に高いのは、ヒトのサンプルを使用するためです。ここでは非常に厳しい仕様が適用され、ミスは一切許されません。このため、例えばDCR 50およびDCR 200iシリーズのカメラベースの1次元および2次元コードリーダに対する要求も高くなります。洗練されたデザインと特殊光学により、速度、信頼性、安全性、使いやすさの要素を組み合わせることで、エラーのリスクを最小限に抑えることができます。

信頼性の高い変更管理
お客様の安全のため、ハードウェア、ソフトウェアともに予告なく変更することはありません。お客様固有のモデル番号により、これが可能になります。

包括的な認証
ロイツェはISO 13485:2016の認証を取得しており、医療技術における厳しい作業にも対応できる専門的かつ信頼性の高いサプライヤです。

地域間ネットワーク
ロイツェのラボオートメーションの専門家は、スイス、中国、ドイツ、アメリカ、フランス、イタリアの6か国でチームとして活動しており、その結果、お客様の現地のニーズに直接対応することができます。
アプリケーション分野とハイライト製品
事前分析機器のセンサソリューション
サンプルの統合性を確保するため、また衛生面やセーフティの観点から、分析の準備段階において自動サンプル分配器の使用が増加しています。これにより、サンプル数に依存しない、ランダムに供給されるサンプルの信頼性の高い高速な処理と割り当てが保証され、何よりも相互汚染を避けることができます。ロイツェのセンサソリューションは分析の準備において、出力リザーブの高さにより、最大限のシステム可用性を保証します。例えば、サンプルチューブ上の情報は高性能バーコードリーダで識別され、自動分析装置用に処理されます。あるいは、機械内の光学センサ使用して、密封が適切に剥がされ、サンプルが次の工程に向けて正確に準備されていることを確認します。
IVDアナライザ センサソリューション
体液や組織を検査するための最新の分析方法は、現在では高度に自動化されており、それによって非常に効率的かつ安全にプロセスを実行することができます。取り扱いの際も、患者へのサンプルの割り当ての際も、わずかなエラーもないことが重要です。そのため、適用されるセンサは高いスループットを確実に達成しなければならず、またシステム内で占有するスペースをできるだけ小さくするために非常にコンパクトである必要があります。例えば、当社のチューブ用バーコードリーダは、読み取り領域の高さを80 mmにすることができ、わずかな距離でも正確に検出することができます。自動装置が使用される場所と分析するサンプル量に応じて、カルーセル、シングルレーンまたはマルチレーン、またはポイントオブケアのソリューションを適用します。信頼性が高いということは、ラボ分析用センサソリューションの最も重要な特性です。例えば、自動装置の基本機能ユニットにおいて、1次元または2次元コード用の高性能コードリーダDCR 50およびDCR 80は、分析結果を正しく割り当てるためにサンプルを確実に検出しなければなりません。静電容量センサは、プロセスを保護し、サンプル液が予期せず外に漏れた場合に確実に報告するための早期警告システムとして自動分析装置で使用されます。ロイツェのCSLライトカーテンは、装置内部を保護し、例えばサンプルの改ざんを防止します。
- 1次元コード識別 / CR 50 / CR 55 または CR 100
- 扉やフラップの監視 / L 100 / MC 3x
- 液体レベルの監視 / DMU または LCS あるいは LS 55 H2O
- スタック高さの監視 / ODSL 9
- 所在管理 / シリーズ 2 / シリーズ 3
- 1次元コードで最大15列のラックを識別 / BCL 148
- 1次元コードで最大6列のラックを識別 / BCL 300i
- プロセス保護 / CSL 505
- 漏れ監視 / LCS
- 容器液面レベル監視 / K-L-50ML-20 / LV 463 または RKU 420
- 1次元および2次元識別 / DCR 80 / DCR 85
- 1次元および2次元コード識別 / DCR 40
自動化モジュール用センサソリューション
複雑な分析の場合、サンプルを異なる装置間を輸送する必要があります。この分析装置のネットワークは、コンパクトで非常に小さなコンベアベルトやハンドリングロボットを介して行われることが増えています。個々の部品は、迅速、安全、正確に移動されなければなりません。また、その後の分析ステップの前に、エラーなく検出され、割り当てられなければなりません。さらに、サンプル経路の完全なトレーサビリティを確保する必要があります。センサはサンプル輸送の信頼性を高め、特にサンプルの完全性を危険にさらす可能性のある分析装置の停止リスクを最小限に抑えます。当社のコンパクトなカメラベースのコードリーダDCR 200iは、例えば、移動中でも1次元または2次元コードを高速で検出することができ、サンプル迅速な輸送を保証します。搬送ルートでは、MC 300やRD 800などのセーフティ近接センサが保護フードの閉状態を監視し、視認性の高いシグナルランプがプロセス状態を表示します。
分析後モジュール用のセンサソリューション
特にサンプルを保管する場合、確実な密閉はその後の汚染を防ぐために非常に重要です。場合によっては、この保管は-80℃の極冷凍条件下で行われますが、この温度でもセンサ技術で確実に検出しなければなりません。さらに、センサによって、サンプルを保管場所まで追跡できるようになります。実際の分析後でも、センサによりプロセスがより高速になり、信頼性が高まります。高分解能で柔軟な光ファイバを備えたセンサは、例えば密封フィルムの適切な貼り付けを確認するために使用され、工程が適切に完了することを保証します。サンプル保管中は、極低温下でも2シリーズなどのセンサが存在を監視します。
ロイツェは、一貫した焦点と差別化の方針を追求しています。つまり、アプリケーションに対して深いノウハウと長年の経験を持つ業界に重点を置いています。関連する業界に的を絞った技術スキルは、私たちSensor Peopleが特に得意とする世界的なアプリケーション分野を生み出しました。私たちはその経験を活かし、お客様にとって最善のソリューションを日々模索しています。
ロイツェが注力している産業の1つはラボオートメーションであり、IVD分析(体外診断)デバイス用のセンサを供給しています。これらのデバイスは現在、コロナウイルスの蔓延との戦いにおいて非常に重要な役割を果たしています。私たちは、特にこの産業分野において、ラボオートメーションと体外診断のスペシャリストとして、長年にわたりお客様にとって信頼性の高いパートナーであり、先駆者であり続けています。お客様とともに技術的なマイルストーンを構築し、明日のイノベーションを創造します。それは、常に進化し続ける産業分野において、お客様の長期的な成功に貢献するものです。お客様の成功が私たちの原動力です。その上で、お客様と協力してコロナウイルスの蔓延との戦いに積極的に貢献できるとなれば、なおさら嬉しいことです。
オートメーション技術の分野におけるハイテク企業として、また、イノベーションの牽引役として、私たちSensor Peopleは、バーコードをスキャンして正確に識別し、バーコードの内容を分析機器に確実に転送することを目的としたラボオートメーションソリューションをお客様に提供しています。これにより、サンプルを正確に割り当てることができます。この技術により、例えば、誰が検査で陰性となったのか、誰が検査で陽性となったのか、それにより、特にリスクのある方々を保護し、コロナウイルスの蔓延を遅らせるために適切な隔離を受ける必要があるのかについて、信頼できる情報を受け取ることが出来ます。ラボでサンプルを確実に識別する場合には、ゼロエラートレランスが適用されます。適用される技術に関係なく、設置されているすべてのコードリーダは、関連するコードの検出と転送において絶対的な信頼性を備えていなければなりません。さらに、使用される実験器具の耐用年数全体にわたり、当社製品の提供を保証します。物流がより困難になっている場合であっても、すべてのお客様へ納期通りに製品をお届けいたします。お客様とともに、私たちはこの時代に貢献することをお約束します。